体が硬いと太りやすい? 柔軟をしてダイエット!
公開日:2017/05/05 / 最終更新日:2019/08/25
「ダイエットをしているのに、なかなか効果が得られない」といった経験はありませんか? それは体の硬さが影響しているかもしれません。ここでは体が硬いことの悪影響と柔らかくする方法についてご紹介します。
体が硬いとはどういうこと?
体が硬いというのは「関節の可動範囲が本来の範囲よりも狭い」ということです。
関節の可動範囲が狭まるのはなぜかというと、関節の周りの筋肉が固まってしまっていることが原因です。筋肉が固まることで収縮の幅も狭くなり、動かせる関節の範囲も狭くなるのです。
筋肉が固まってしまう理由
筋肉は日頃から動かしていれば、その能力が衰えずに柔軟性を維持できます。
しかし、大人になると運動量の低下はもちろん、運動する機会すら極端に減ってしまいます。このような運動不足が主な原因です。
体を柔らかくしたら痩せる!?
筋肉が硬く強張っている状態だと血行が悪くなり代謝も悪くなります。そして体が硬いために運動が億劫になってしまい、さらに運動不足になるという悪循環に陥ってしまいます。
筋肉が硬い状態は肩こりや冷え性などのトラブルを引き起こし、さらに強張ったままの筋肉に脂肪がついてしまうので注意が必要です。
では「柔らかい体」ではどうでしょう?
柔軟な体は関節の可動域が広く動かすことができるため、運動が苦にはなりません。運動が継続されやすくなり、消費エネルギーも増えます。
また柔らかい筋肉は血行が良くなるため、代謝が活発になり脂肪が付きにくくなります。
このように体を柔らかくすることで、悪循環から抜け出すことができるのです。
女性にお勧め「柔軟のポイント」
全身の柔軟を毎日行う時間はないという方に効果的な3つの柔軟を紹介します。
・股関節
ここにはリンパが通っているためお勧めです。股関節を柔らかくすることでリンパ、血行、ホルモンの流れが良くなり足が痩せやすくなります。
○横になって柔軟
①両足を伸ばして仰向けになって右足を浮かす
②股関節を意識しつつ、浮かした足を外回り・内回りに各10回ずつ回します
③同様に左足も行います。
・骨盤
お腹周りの脂肪が気になるかたは骨盤を柔らかくしましょう。
柔軟を2つご紹介します。
○立姿勢で柔軟
①足を肩幅に開いて立ち、両手を腰にあてます。
②の状態で腰を回します。左右20回ずつ回しましょう。
○横になって柔軟
①仰向けになり、足を曲げて膝を立てます。
②立てた膝を右に倒し、そのまま10秒キープし、元の位置に戻します。
(上半身は固定で動ないように注意してください。)
③左も同様に行います。
以上の方法で骨盤を柔らかくでき、体の歪みも改善されるでしょう。
・肩甲骨
肩甲骨が柔らかくなると、肩の可動範囲が広がり脂肪が付きにくくなります。また怪我をしにくくなり、肩こりや四十肩の予防にもなります。
○立姿勢で柔軟
①足を肩幅に開いて立った姿勢で、両腕を真上にあげ、手を交差させ手のひら同士を合わせます。
②手のひらを合わせたら、そのまま体を前後左右にゆっくりと倒しましょう。この動き数回繰り返してください。
③最後に、体を大きく回しましょう。左右両方3回ずつ行ってください。
運動不足は筋肉を固め、体を硬くします。それにより怪我をしやすくなるだけでなく、血行が悪くなり代謝も悪化するでしょう。さらには疲れが取れづらい体になってしまいます。
毎日の柔軟を心がけ、痩せやすい体でダイエットを成功させましょう。