「ニキビ」と「口唇ヘルペス」2つの見分けかたとケア方法は?
公開日:2017/07/06 / 最終更新日:2019/08/22
唇にできる吹き出物で見分けが付きにくいものに「ニキビ」と「口唇ヘルペス」があります。ニキビと口唇ヘルペスはどちらも同じ皮膚の炎症で、よく似ているので間違えてしまうのは仕方がありません。特にでき始めて初期の見た目は、非常に良く似ているため、見分けることは非常に難しいことです。ヘルペスだと気が付かずにニキビだと思い込むと、治療の開始が遅れてしまい、悪化するかもしれません。
そうならないためにも、ニキビと口唇ヘルペスの見分け方とケア方法についてご紹介します。
「ニキビ」と「口唇ヘルペス」の見分けかた
①原因が何かを考える
ニキビと口唇ヘルペスは原因が違うため、どうしてできてしまったのかを考えることで判断することができます。ニキビはアクネ菌による毛穴の炎症が原因ですが、口唇ヘルペスの原因はウイルスによるものです。普段から口元やあご周りなどにもニキビができやすく、炎症しているニキビが多い方は、ニキビである可能性が高いです。普段から全くニキビができないという方は、ヘルペスである可能性が高いといえます。
まわりにヘルペスにかかっている方がいる場合は、自分も感染してしまっている可能性があるので、できるだけ早く病院にかかりましょう。
②毛穴にできているかどうか
ニキビと口唇ヘルペスの見分け方は、毛穴にできているかどうかです。ニキビは毛穴の炎症が原因となるので、毛穴が存在する部分にしかできません。もし、唇の上にニキビのようなものができた場合は、口唇ヘルペスである可能性が非常に高いということになります。
唇と皮膚の境目には毛穴がありますので、もし唇の上から少しずれたところに吹き出物を発見したときにはニキビと口唇ヘルペスの見分けが難しいところです。
それぞれに合ったケア方法とは?
ニキビとヘルペスの治し方は全く異なります。
ニキビは洗顔と基本的なスキンケア、ビタミンCを摂取するなどのセルフケアをすることで治すことができますが、口唇ヘルペスの場合は同じことをしても治すことができません。
少しでも早く口唇ヘルペスを治すためには、病院で抗生物質を処方してもらうことが大切です。通常治るまでに数週間治る口唇ヘルペスですが、抗生物質を飲むと数日で治すことができる可能性があります。
口唇ヘルペスは、ウイルス性のものですので他人にうつしてしまうこともあります。
自分でケアをしていくよりも、発見したらすぐに病院で診察・処方してもらうようにしてください。