オフィス内で起こる困った鼻炎……。原因と対処方法とは?
公開日:2017/09/27 / 最終更新日:2020/04/11
自宅や外ではそれほどひどくない鼻炎が、職場へ行った途端に強く反応してしまうという悩みを抱えている方は意外と多いもの。
なぜオフィス内でだけ鼻炎症状が強く出てしまうのか、その原因と対処方法についてご紹介します。
一体どうして? 職場で鼻炎が出てしまう原因とは
いろいろなものが置かれ、たくさんの人々が出入りするオフィス内は、非常にホコリがたまりやすく、空気の入れ替えができにくい場所。カビやダニも発生しやすいため「アレルギー性鼻炎」を引き起こしやすい環境といえます。
また、パソコンやプリンターなどの機器は、静電気を発生させるためホコリを集めてしまいますし、エアコンなどの空調はそのホコリを舞い上げてしまう原因に。さらに、エアコンの風は空気を乾燥させ、ホコリやハウスダストを空気中にどんどん増やしてしまいます。
このようにオフィス内にはアレルゲンがとくに多く存在しているため、アレルギー性鼻炎が引き起こされ鼻炎症状が強く出てしまうと考えられるのです。
オフィスでのアレルギー性鼻炎の対策方法とは
オフィスでのアレルギー性鼻炎を抑えるために、最も簡単にできる対策方法は「マスクを着用する」こと。マスクをすることで、アレルゲンが鼻に付くことを防ぎ、鼻水やクシャミを軽減することができます。
毎日マスクを付けることに抵抗がある場合は、ポータブル式の空気清浄機を自分のデスクに設置するのもオススメの方法。小さなものなら価格も手頃ですし、最近はUSBで動くタイプもあるため、職場でもそれほど目立たず使うことができます。
また耳鼻科を受診し、アレルギーを抑える薬を処方してもらうのも対処方法のひとつ。
鼻炎症状がつらい場合には、迷わず医師に相談してみましょう。もしも眠くなるなどの副作用があったり、薬が効かなかったりする場合は主治医に相談し、自分のライフスタイルに合った薬を探してもらうことが大切です。
しかし薬を服用していても、アレルゲンが多いと鼻炎症状は出てしまいます。
デスクまわりの掃除をこまめに行ったり、空気清浄機やマスクなどを併用したりして改善を図りましょう。
体質改善でアレルギー性鼻炎をケア
薬を利用したり、掃除や空気清浄機を活用したりするのと同時に行っていきたいのが、体質改善によるアレルギー性鼻炎のケア。
鼻炎になりやすい体質を改善して腸内をキレイに整えることができれば、アレルギー性鼻炎を少しずつ軽減していく効果が期待できます。
まずはじめは、アレルギー性鼻炎の改善にとくに効果的だといわれる「ヨーグルト」をなるべく毎日食べ、腸内環境を整え免疫力を高めていきましょう。日常的にヨーグルトを食べるのが難しい場合は、乳酸菌のサプリメントなどを利用しても良いですね。
その他にも、ジョギングなどの日常的な運動を行うことも免疫力を高めるために非常に有効な方法。無理をしない程度の軽い運動を毎日取り入れ、体の中から体質を改善していきましょう。
アレルギー性鼻炎の状態が続くと、体調的につらいことはもちろんですが、集中力が落ちたり仕事のペースが落ちたりと、さまざまなことに悪影響を及ぼしてしまいます。
正しい原因を理解して、できることから予防策を取り入れていきましょう。