どちらを選べば小顔になれる? 「BNLS注射」と「ボトックス注射」の違い
公開日:2019/05/13 / 最終更新日:2022/05/20
美容皮膚科で受けられる小顔施術はたくさんありますが、中でも人気を集めているのが「BNLS注射」と「ボトックス注射」です。
どちらも小顔効果が高いことで知られていますが、実は注射する成分や働きが大きく異なります。それぞれの特徴やメリットを比較し、自身にはどちらが適しているかチェックしてみましょう。
「BNLS注射」の特徴・メリット
BNLS注射は、脂肪細胞を溶解し、体外に排出する施術です。
注射する薬剤には脂肪を溶かす成分、脂肪の排出を促す成分、炎症を抑える成分が含まれているため、高い小顔効果が期待できると同時に、腫れや痛みなどのダウンタイムを軽減できます。
また、効果が現れるのが3日~1週間ほどと比較的早いこともBNLS注射のメリット。
その後1~2週間で効果が最大になり、排出された脂肪が元に戻ることはありません。
「ボトックス注射」の特徴・メリット
ボトックス注射は、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種を注射することで筋肉の動きを弱めます。その結果、筋肉を細くして、エラ張りを改善する効果があります。
なお、効果が現れるのは施術を受けてから3~4週間後。その後2~3か月で効果が最大になり、持続期間は4~6か月ほどです。
※それぞれ効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
BNLS注射とボトックス注射の違い
・働きの違い
BNLS注射は脂肪細胞に、ボトックス注射は筋肉に働きかける施術です。BNLS注射は脂肪を溶かして排出を促しますから、顔の脂肪が厚く、ダイエットをしてもなかなか顔が痩せない、という方に向いています。
対してボトックス注射は筋肉に働きかけるため、エラの筋肉(咬筋)が発達している人に適しています。
それぞれ小顔効果を得るためには、これらの働きかけの違いをしっかり把握したうえで、自分にどちらが合っているか判断することが大切です。
・即効性の違い
BNLS注射の効果は、早くて3日ほど、平均的には1週間ほどで現れます。
対してボトックス注射は筋肉の動きが弱まってから変化が現れるため、3~4週間ほどかかるのが一般的です。
そのため、早く効果を実感したい場合はBNLS注射がお勧めです。ただし、エラ張りによって顔が大きくなっている方にはBNLS注射が適さないので注意しましょう。
・持続期間の違い
BNLS注射の持続期間は半永久的です。なぜなら脂肪が排出されれば、元に戻ることがないためです。ただし再び脂肪が蓄積されれば顔の大きさが戻ってしまうので、その点は注意が必要です。
一方、ボトックス注射の持続期間は個人差があるものの、およそ4~6か月ほどといわれています。これは注射したボツリヌス菌の効果が弱まることで、再び筋肉の太さが元に戻ってしまうため。
小顔効果を維持するには数ヶ月に一度ボトックス注射を打ち直し、食いしばりなどを改善して筋肉を発達させないなどの工夫が必要です。
一見似ているように思える施術ですが、「BNLS注射」と「ボトックス注射」にはさまざまな違いがありました。小顔を目指したいという場合は、自身のタイプやお悩みをしっかりと理解して、専門医とよく相談をすることが大切です。
まずはカウンセリングから始めてみましょう。