白斑の種類と病名

公開日:2016/08/06 / 最終更新日:2020/12/18

城野 親徳城野 親徳総院長

白斑の種類と病名

この記事の目次

  • 白斑の種類は2タイプ
  • 先天性白斑の原因
  • 先天性白斑の特徴
  • 後天性白斑の原因
  • 後天性白斑の特徴

白斑の種類は2タイプ

皮膚の一部が白く変性したように見える「白班」。
白斑には大きく分けて、先天性と後天性の2つのタイプに大別されます。今回は、それぞれの原因や特徴をご紹介します。

先天性白斑の原因

先天性の白斑の病名は「先天性白斑」、または「白皮症」と称され、主な原因は色素であるメラニンを生み出す「メラノサイト」の異常であると考えられています。
メラノサイトの異常には、メラニン色素を合成する遺伝子が生まれつき欠乏している、または変異していることや、メラノサイトの元となる幹細胞が異常であることなどが関係しています。

先天性白斑の特徴

先天性白斑の特徴としては、皮膚の色だけでなく「金髪のような薄い髪色」や「青い瞳」などの色素異常が症状として現れることもあります。また、色素の薄さだけでなく、「視力障害」や「光線過敏症」などの症状も併発している場合があります。
また、両親から子、孫へと遺伝子する確率が高いことも先天性白斑の特徴として挙げられます。

後天性白斑の原因

後天性白斑の主な原因は、自己免疫によりメラノサイトを攻撃する抗体が産出され、メラニン産生ができなくなること、酸化ストレスによるメラニン産生機能の低下などが考えられています。 薬品・化学物質によって引き起こされるメラノサイトの異常、感染症の後遺症などが2次的な原因として挙げられます。

後天性白斑の特徴

後天性白斑の正式な病名は「尋常性白斑」です。尋常性白斑の一番の原因は「自己免疫異常」だとされています。
自己免疫とは本来、体の外から侵入してくる細菌などの有害物質から自分の体を守る役目を果たしています。しかし、自己免疫に異常が起こると、自らの細胞を攻撃し様々な症状を引き起こします。

白斑の場合は、メラニン色素を形成する細胞である「メラノサイト」を攻撃し、肌の色を作りだすメラニンの産生を妨害することにより白い皮膚が生まれます。
自己免疫系に由来する白斑の発症原因は、怪我や火傷、日焼けなど、皮膚に何らかの刺激が加わることが影響していると考えられています。さらに、心身のストレスも白斑を拡大させるとも考えられていますが、詳しい理由は未だ解明されていません。

先天性、後天性に関わらずストレスは白斑の天敵です。現在に気になる白斑がある場合には、白斑をカバーすることで、精神的なストレスを軽減させましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。