石鹸とボディソープ、体を洗うならどっち!?
公開日:2017/03/05 / 最終更新日:2019/08/22
あなたは自分の体を洗う時に石鹸とボディソープのどちらを使っているでしょうか?
実はこの2つは全く違った特徴を持っているため、もしかしたら今あなたは自分に合っていない方を使っているかもしれないのです。
そこで今回は石鹸とボディソープの違いについてご紹介します。
石鹸とボディソープの違い
・製法、成分が違う
固形石鹸を水に溶かして液体状にしても、それはボディソープとは違ったものになります。
液体石鹸(ボディソープ)は脂肪酸を水酸化カリウムで中和して作っているのに対し、固形石鹸は油脂を水酸化ナトリウムで鹸化(けんか)して作っています。
そのため実は製法だけでなく、構成している成分も全く違うものとなっているのです。
・ph(水素イオン濃度)が違う
それぞれ石鹸は弱アルカリ性で、ボディソープは弱酸性(例外もあり)となっています。
弱アルカリ性である石鹸は皮脂や汗といった酸性物質に触れると、洗いながらお互いに中和し合ってほどほどのところで洗浄力が無くなるため、肌には優しいものとなっています。
一方でボディソープは肌の上で洗浄力を維持し続けるため、しっかりと洗い流さないと肌にダメージを与えてしまう可能性があります。
また、ボディソープはかなり丁寧にすすがないと成分が肌に残り続けたままとなってしまうため、その点は注意が必要です。
自分に合った方を選ぼう
「肌にとってどちらがいいか」という点のみで考えると、洗浄力に優れた石鹸の方が良いということになります。
特に肌が弱い人は普段から石鹸を使っておいた方が、肌トラブルのリスクを低くすることができます。
それに対してボディソープには手軽さやバリエーションの豊富さといったメリットがあります。
体を洗うことに手間をかけたくない方や香りを楽しみたい方は、ボディソープを使用した方がバスタイムを楽しく過ごすことができます。
ただし先ほどにも説明した通り、ボディソープを使う場合は体に成分が残ったままにならないよう、最後はよく洗い流すようにしてください。
これらのことを参考にしつつ、肌の状態や好みに合わせて石鹸にするかボディソープにするかを選んでいくようにしましょう。