日焼け止めだけじゃ不十分! 「目」の紫外線対策が重要な理由
公開日:2017/02/21 / 最終更新日:2019/08/22
すっかり初夏。
一気に夏が来たかのように気温も上がり、日差しの強い日も増えました。
これだけ目に見えて日差しが強くなれば、「紫外線対策をちゃんとしなくては!」という気持ちも高まりますね。白い肌を守るために日焼け止めをしっかり塗ることを心掛けている方も多いと思います。
では、「目」の紫外線対策はしていますか?
顔や手足は対策していても、目については何もしていないという方もいるのではないでしょうか。
目は紫外線ダメージに弱い!
目は唯一、外部にさらされている臓器です。
このため、紫外線によるダメージを直接的に受けやすいのです。
レジャーなどで強い日差しを長時間浴びた後、目が痛くなったり充血したりしたことはないでしょうか?
これは、紫外線のダメージで角膜や結膜などが炎症を起こすためです。
また、目のレンズにあたる水晶体は、たんぱく質やヒアルロン酸でできています。こちらも紫外線によってダメージを受け、ひどくなると白内障などの原因になると言われています。
目に紫外線を浴びると肌にシミができる!?
目に紫外線を浴びることは、目の健康を害するだけではありません。
肌を黒くしたり、シミができたりする原因にもなるとされています。
マウスによる実験では、目に紫外線を受けると皮膚にメラニンが発生することが確認されています。
これは、紫外線ダメージで角膜が炎症を起こすことで、「メラニンを作って紫外線を防ごう!」という防衛反応が全身に起こるためで、人間にも同じことが起こると考えられています。
つまり衣類や日焼け止めで肌に浴びる紫外線をブロックしても、目に紫外線を浴びることで肌にメラニンが作られてしまうということ!
美白のためには、肌に紫外線を浴びないだけではなく、目に浴びる紫外線をカットすることも重要というわけです。
目と肌を紫外線から守るために!
目には日焼け止めを使うことができません。
紫外線から目を守るためには、日傘や帽子、それにサングラスなどでできるだけ目に浴びる紫外線を少なくするのが大切です。
サングラスは必ずUVカット効果のあるものを選びましょう。最近ではレンズ部分の色の薄いものでも紫外線透過率の低いものがあるので、通勤などサングラスをかけづらい場面にはそうしたものを使うのもお勧めです。