フケには「種類」がある? それぞれの特徴&原因
公開日:2017/09/12 / 最終更新日:2019/08/21
目に見えると不潔な印象を与えてしまうフケですが、自分なりにケアを行っていてもなかなか改善することができず悩みを抱える女性は多いです。
実はフケには種類があり、タイプによって対策方法も変わってきます。正しいケアをするために知っておきたい、フケの種類やその原因についてご紹介します。
乾燥によっておこる「乾性フケ」
パラパラと肩に積もるようなフケは「乾性フケ」と呼ばれます。これは頭皮の乾燥によっておこるフケで、乾燥により表皮細胞が剥がれ落ちたものになります。
頭皮が乾燥してしまう原因の一つは、頭皮の洗いすぎ。フケを気にするあまり念入りに頭を洗うことで皮脂が過剰に落とされ、頭皮が乾燥してしまうのです。
また強い力でゴシゴシ洗ったり爪を立てて洗ったりするのもNGです。頭皮に傷がつくことでターンオーバー周期が乱れ、乾性フケの原因になってしまいます。もともと肌が乾燥傾向になりがちな人も、乾性フケを発生しやすいため注意が必要です
なるべく洗浄力のマイルドなシャンプーで洗髪をしたり、様子を見て洗髪の回数を減らすなどの対策を取ることが大切です。
皮脂によっておこる「脂性フケ」
髪の毛にくっつきベタベタしたフケは「脂性フケ」といいます。これは頭皮の皮脂分泌が多い時におこるフケで、乾性フケに比べ塊が大きく黄色がかっている傾向があります。
脂性フケの原因のひとつは、頭皮が清潔でないこと。あまり頭皮を洗っていなかったりすることで、皮脂や汚れが溜まりフケになります。
また、脂質の多い食事も脂性フケを引き起こす原因になります。脂の多い食品を食べていると皮脂の量が増加し、脂性フケができてしまうのです。オイリー肌の人は、特になりやすいため注意しましょう。
一方で、脂性フケは皮脂によりマラセチア菌の活動が活発になるため起こるという特徴もあります。フケ用の薬用シャンプーや抗菌シャンプーを使うことで改善されるケースも多いですが、症状が良くならない・重くなるような場合は早めに皮膚科を受診することも大切です。
女性にとって大きな悩みになってしまいやすいフケのトラブル。
自分のタイプを知り、適切な対策をしていきましょう。