実は知られていない! 4種類のイボの特徴と対処法
公開日:2017/08/13 / 最終更新日:2019/10/16
「イボ」にはいろいろな種類があるのをご存知ですか?
イボを治すためには、まず自分が悩んでいるイボはどのような種類なのかということを理解することが大切です。また、イボができやすいという方は、予防をすることも必要となります。
イボができると見た目が気になるだけでなく、増えていったり大きくなったりと深刻化していくものもあります。イボについての正しい知識を学んでいきましょう。
1. 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
一般的なイボとして認知されているのが、このタイプです。
曲げたり、擦ったりの接触が多い手足の関節などにできやすいのが特徴で、硬く突起していて、丸い形をしています。HPV(ヒトパピローマウイルス)感染と関連があるといわれています。
できはじめは小さくて、半透明の皮膚が盛り上がっているだけのように見えますが、放置しているとだんだんと大きくなり、表面がザラザラしてくつようになります。治療をしても再発することがあります。
自然治癒することもありますが、皮膚科で切除、液体窒素などの治療を必要とする場合がほとんどです。
2. 伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)
柔らかい感触が特徴的で、またの名を「水イボ」とも呼ばれています。伝染性軟属腫ウイルスの感染によるものです。
直径1~3ミリくらいの小さなものから、数センチにもなるような大きなものもあり、白っぽい色で丸く中央が少し凹んでいるのが特徴的です。ほとんどの場合、1つだけではなく複数個のイボが体感を中心に一気に出現します。
また、プールなどでの感染が高く、子供に発症することが多いのも特徴の1つです。免疫がつけば自然と治ることがありますが、周りにうつさないためにも、すぐに皮膚科で治療するようにしましょう。
3. 老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
年を重ねると増加しやすくなるのが、このイボです。脂漏性角化症とも呼ばれています。これはウイルス性でないものがほとんどで、良性の腫瘍のひとつといわれています。
紫外線を多く浴びている顔に出現しやすいイボですが、全身どこにでもできてしまう可能性があります。はじめは1~2ミリ程度と小さいですが、放ってしまうと自然と大きくなっていくので、小さいうちに治療しておきましょう。炭酸ガスレーザーを使用すれば簡単に取ることができます。
イボは自然に治っていくものもありますが、放置してしまうと他人に移してしまうようなウイルス性のものもあり、種類や特徴はさまざまです。
キレイに治すためにも、早めに専門家に相談するようにしましょう。