圧迫刺激が原因に【髪の接触がニキビを招く理由】
公開日:2017/08/14 / 最終更新日:2019/08/20
ニキビはできるだけ作りたくないし、早く治したいですよね。それなら化粧品や生活習慣だけでなく、「自分の髪」にも注意が必要だってご存じでしたか?自分の髪が肌に触れると、ニキビができやすいうえに治りにくくなってしまうのです。
その詳しい理由と、今日からできる対策方法についてご紹介します。
髪の接触がニキビを招く理由
≪1.髪そのものが刺激となる≫
頬杖をついたり、ニキビを指で触ったりするとニキビが悪化しますよね。これは皮膚に圧迫刺激が加わり、炎症を引き起こしてしまうため。そして髪も同じように、皮膚に圧迫刺激を与えています。手や指での圧迫に比べると些細な刺激ですが、注意していないと髪は常に肌に触れています。小さなダメージが少しずつ蓄積されて、ニキビの発生や悪化を招いてしまうのです。
≪2.髪に残ったシャンプーやスタイリング剤が刺激となる≫
髪には洗髪に使ったシャンプーやトリートメント、そして整髪に使ったスタイリング剤が残りがちです。これらの成分には界面活性剤や油分、シリコンが多く使用されています。
それが肌に触れると、肌荒れや毛穴の詰まりを引き起こし、ニキビができやすくなってしまうのです。特に夜お風呂に入らずに朝シャンをする人は要注意。日中使ったスタイリング剤が髪にそのまま残っていますから、就寝中の肌に大きな負担を与えてしまいます。
≪3.髪のホコリ・細菌が付着する≫
髪には多くのホコリや細菌が付着しています。きちんと毎日髪を洗っていても、空気中にさらしている以上、ホコリや細菌が着いてしまうのです。それらが髪から肌に着いてしまえば、ニキビが発生・悪化しやすくなるでしょう。
髪から肌を守る方法
≪髪をまとめておく≫
髪の刺激でニキビを作らないためには、髪を肌に触れさせないことが大切です。ロングヘアなら髪をアップスタイルにして、毛先が肌に触れないようキープしましょう。髪を下ろしたダウンスタイルは、デートなどのお出かけなど、特別な時に楽しんでください。
また、寝ている時の髪にも注意が必要です。髪に跡がつきにくいシュシュでまとめたり、頭頂部でお団子にしておいたりと、自分のヘアスタイルに適した工夫を凝らしましょう。
≪スタイリング剤を落としてから寝る≫
日中使ったスタイリング剤が残ったまま寝ると、さらにニキビができやすく悪化してしまいます。夜にお風呂に入りシャンプーをして、しっかりとスタイリング剤を洗い流しておきましょう。
髪とニキビは関係がないように思えますが、実はこんな小さな刺激でもニキビは悪化してしまいます。ニキビにお悩みの方は、まずヘアスタイルを上記のようなニキビケア仕様にしてみてはいかがでしょうか。