夏のダイエットに「冷やごはん」を取り入れよう!
公開日:2017/02/13 / 最終更新日:2019/08/20
ダイエット中には「ごはん」は食べない方がいい、だなんて思っていませんか?
炭水化物抜きダイエットをするとたしかに体重は落ちますが、糖質が足りないと筋肉が分解されて減ってしまうという問題が指摘されています。筋肉が減ると基礎代謝が低下してしまうため、かえって太りやすく痩せにくい体質になってしまいかねません。
ダイエット中でも適量の炭水化物を摂ることは大切なのです。
ダイエットにごはんを食べるのなら、炊き立ての温かいご飯よりも「冷やごはん」の方が、ダイエット効果が高いといわれています。
冷やごはんがダイエットに向いている理由
ごはんに含まれるでんぷんは、冷えることで「難消化性でんぷん(レジスタントスターチ)」と呼ばれる消化されにくいでんぷんになります。これは消化・吸収されづらいため大腸まで届き、食物繊維と良く似た働きをすることが分かっています。
難消化性でんぷんは、大腸で腸内の善玉菌のエサとなります。善玉菌が難消化性でんぷんをエサにして分泌する物質には、細胞の新陳代謝や脂肪の燃焼を促す作用があることがわかっています。
また、冷めたごはんは消化されづらいため、温かいごはんと比べ血糖値の上昇が緩やかになります。血糖値が上がるとインスリンが分泌されます。インスリンには血糖値をコントロールする働きがありますが、糖を脂肪細胞にも送り込むため、インスリンが大量に分泌されると太りやすくなってしまいます。血糖値が上がりにくい冷やごはんなら、インスリンの分泌が穏やかになるため、脂肪を貯めにくいと言えるのです。
噛む回数が増えるメリットも!
冷やごはんは温かいごはんと比べて硬いため、自然と噛む回数が増えます。
よく噛むことでカロリー消費量がアップ。また、よく噛んで食べることで満腹感を得られやすくなるため、食べ過ぎの抑止にもつながります。
夏はひんやりとした食べ物がおいしく感じる季節。
ダイエット中のごはんに、冷やごはんを取り入れてみてはいかがでしょうか。おにぎりや、最近人気の「おにぎらず」なども良いですね。
炭水化物も上手に取り入れて、健康に美しく痩せることを目指しましょう。