【無添加=安全】と【添加物=危険】は作られたイメージ?
公開日:2016/12/25 / 最終更新日:2019/08/20
最近スーパーでも無添加と書いてある食品や化粧品をよく見かけますよね。
無添加とは、すなわち添加物が入っていないものです。無添加と聞くとなぜか体に良いというイメージがありませんか。
逆に添加物と聞くとマイナスなイメージを持ってしまいます。
しかし、本当に添加物は危険で、無添加は安全なのでしょうか。
添加物とはなにか
添加物とは、食品や化粧品を作る際に添加している物質です。
色味を良くするために使用する着色料や、甘みを引き立てるために使用する甘味料、食材を長持ちさせ、菌を防止する保存料などを指します。
どれも身近なものに含まれていることが多く、口にしたり肌につけるなど直接、または間接的に使用しています。
これらはすべて国の厳正なチェックのもとで、安全と認められたものだけが使用されているようです。
添加物が体に及ぼす影響とは
安全と認められている添加物ですが、添加物を多く摂取するとどんな影響が出るのでしょうか。答えは、まだ解明されていません。
ある実験では、過剰に添加物を与えた動物は通常の動物と比べ、何も変化が起こらなかったという結果が得られています。
無添加は本当に安全なのか
添加物の一つである保存料について紹介します。保存料は食品の変色や細菌の繁殖を防ぐ保存料として多くの食品に使用されています。
逆に考えると、無添加食品は、変色による食品劣化や、細菌感染のリスクが高まるという結果になります。
つまり無添加食品は、消費期間が短く、より徹底した管理が必要となります。
正しい知識が必要
食の安全を考えるには、消費者の正しい知識が必要となります。
近年多く目にする「無添加」の表記を見ることで無添加は安全で添加物は危険という概念が勝手に刷り込まれてはいないでしょうか。
しかし、添加物そのものには害はなく、むしろリスクを守る働きをしていること、無添加は素材がそのままであるがゆえに徹底した管理が必要であるということを知った上で食材選びをするようにしましょう。