掻くのは厳禁! ケロイドがかゆいときの対策方法とは?
公開日:2018/08/01 / 最終更新日:2022/06/20
体質や傷跡の場所などにもよりますが、ケロイドができてしまうと見た目にも響くため大きなコンプレックスになりますよね。ただでさえ悩みのタネとなるケロイドですが、時にかゆいと感じることもあります。かゆみに耐え切れずに掻き毟ってしまうと、腫れが悪化する可能性もあるため注意が必要です。ケロイドを悪化させないためにも、患部がかゆいときの対処法を知っておきましょう。
ケロイドがかゆい! なぜかゆくなってしまうの?
ふと気が付づくと、意識せずともケロイド部分に爪を立てて掻いてしまうという方は多いでしょう。ケロイドが広がっていくときや、体が温まってきたときなどにかゆみを感じることが多く、夜寝ようとして布団に入るとかゆみが生じて寝付けなくなるという方もいるようです。また、飲酒や刺激物などを食べて血行が促されると、かゆみが生じることもあります。とはいえ、ケロイドを掻いてしまうと、膿んで悪化したり周りの肌に傷ができてしまったりということもあります。これ以上ケロイドの症状を悪化させないようにするためには、かゆみを抑えるための対処法を取り入れることが大切です。さっそくどのような対処法があるのか見ていきましょう。
ケロイドがかゆいときの対処方法
・患部を冷やす
ケロイドのかゆみを一時的に抑えるためには、患部を冷やすという方法があります。患部を冷やすことで血管を収縮させ、かゆみを抑えるのです。
しかし、いち早く抑えたいからといって、保冷剤や氷を直接肌に当てるのはNG。あまりに冷やし過ぎると体が冷えてしまうため、氷水で冷やしたタオルを当てたり、タオルやガーゼで包んだ氷のうを使ったりするようにしてください。
・薬を塗る
ヒルドイド軟膏やステロイド軟膏などの外用薬を塗って、ケロイド改善を目指すというのもかゆみを抑えるための1つの方法です。ステロイドを含んでいる軟膏を使用すると炎症を抑えることができるため、かゆみを予防することにもつながります。
・レーザー治療を行う
かゆみを防いで見た目のコンプレックスを解消するためには、レーザー治療を行ってケロイドの改善を狙うという方法もあります。レーザーをケロイド部分に当てることで炎症を抑えることができるので、つらいかゆみに悩んでいる方にお勧めです。
ケロイドは大きな悩みにつながりますが、その場しのぎで掻き毟ったり刺激を与えてしまったりすると、さらに強くかゆいと感じることもあります。治らないといって諦めたりせずに、レーザー治療なども視野に入れて改善を目指していきましょう。