厄除けだけじゃない! 節分の豆の美容効果
公開日:2016/12/03 / 最終更新日:2019/10/16
2月初旬の行事と言えば節分です。お子さまのいらっしゃるご家庭などでは、ご自宅で豆まきを楽しまれるかもしれませんね。
「年の数だけ食べると良い」とされている節分の豆に用いられるのは、大豆が一般的です。
大豆と言えば、「畑の肉」とも言われるほど良質なたんぱく質を含む食品です。立春の前日と言えば、最も寒い時期。
この季節に栄養価の高い大豆を食べることで、風邪などに負けない丈夫な身体を作ることにつながることを昔の人も知っていたのかもしれませんね。
そんな大豆には、美容に良い効果もいっぱいです。今回は大豆の美容効果についてご紹介します。
大豆の美容効果いろいろ
・イソフラボンで美肌・美髪
大豆に含まれるポリフェノールの一種「イソフラボン」は、美肌に効果が高い成分としておなじみですね。
イソフラボンは体内で、女性ホルモンの一つ「エストロゲン」と似た働きをするため、肌に潤いやハリをもたらしたり、髪にツヤをもたらしたりと、女性にとって嬉しい効果がいっぱい期待できるのです。また、自律神経のバランスを整え、精神的に安定させてくれる働きもあります。
・レシチンでクマやくすみを解消
大豆に含まれる「レシチン」という成分には、血液中のコレステロールを溶かし、血流をスムーズにする働きがあります。
動脈硬化などの生活習慣病を予防するだけでなく、血流が良くなることで肌の新陳代謝を促したり、血行不良によるクマやくすみを解消したりといった美肌効果も期待できます。
・セロトニンの原料になるトリプトファン
大豆のたんぱく質に含まれる必須アミノ酸「トリプトファン」は、脳内の神経伝達物質「セロトニン」の原料となります。
セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ精神を安定させる働きがあるだけでなく、夜に睡眠ホルモン「メラトニン」をしっかりと分泌させるためにも大切な物質です。
良質な睡眠は美肌作りの基本ですよね。大豆を食べることは寝つきを良くすることにもつながるのです。
他にも、大豆にはビタミンB1やビタミンEなどのビタミン類、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラル類、食物繊維も含まれています。
今年の節分には、大豆の効果についても思い出してみてくださいね。