喫煙者は顔を見ればわかる!?「スモーカーズフェイス」について
公開日:2016/11/26 / 最終更新日:2019/08/19
喫煙が健康にさまざまな悪影響をもたらすことは周知の事実です。
日本人の喫煙率は減少傾向にありますが、それでもたばこをやめられないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
喫煙は肺がんをはじめとするがんや、心筋梗塞、脳卒中など重大な病気を引き起こす原因となることが知られています。
また、美容にも大きく影響を及ぼします。
たばこを喫う人の顔には「スモーカーズフェイス」という特徴が表れることをご存じでしょうか?
美容皮膚科 シロノクリニック恵比寿院 大野由美医師がたばこが肌に与える影響についてお伝えします。
スモーカーズフェイスの特徴
たばこを吸い続けることで顔に表れる特徴には、以下のようなものが挙げられます。
・しわが増える
・シミやくすみ・色素沈着ができる
・たるみ・毛穴の開きが生じる
・肌に黄ばみが生じる
・歯茎が黒ずむ
・抜け毛や白髪が増える
どうしてスモーカーズフェイスになるの?
たばこに含まれるニコチンによる血管収縮は、肌の血行を滞らせ黒ずみやクマなどを引き起こします。
たばこを喫うとビタミンCが大量に消費され、不足してしまいます。
ビタミンCにはコラーゲンの生成を促し、メラニンの生成を抑える働きがあるため、肌のハリや弾力が失われてしわやたるみができたり、シミや色素沈着を引き起こしたりしやすくなります。
ビタミンB群やビタミンEも消費されるため、肌や髪に必要な栄養が行き届かず、肌荒れや白髪、抜け毛などの原因に。
また、喫煙により体内に大量の活性酸素が発生します。活性酸素は肌細胞を傷つけ、肌の老化を進める原因にもなります。
喫煙が肌に与える影響はとても大きいと言えます。せっかくスキンケアに気を配っていても、たばこを喫うことで肌の老化が早まってしまいます。
ハリや透明感のある肌を保つためには、まずは喫煙の習慣を見直してみることをお勧めします。