目元のトラブルがオバサン顔を作る? 「たるみ」と「クマ」の違いとは
公開日:2018/08/12 / 最終更新日:2022/06/20
目の下の「たるみ」や「クマ」はオバサン顔の原因となり、女性にとっての大敵ですよね。一見似ている「たるみ」と「クマ」ですが、これらは全く別の症状で、発生する原因やケア方法にも違いがあります。
たるみとクマには具体的にどのような違いがあるのか、見分ける方法とケア方法をあわせてご紹介します。
目の下にできる「たるみ」と「クマ」の違いとは?
・「たるみ」は筋肉の衰えや紫外線が原因
たるみは、皮膚が下垂することで発生します。目元にたるみが起こると黒い影ができるので「黒クマ」とも呼ばれますが、実際には皮膚のたるみなのです。
たるみは目の周りの筋肉の衰えや、紫外線による光老化(コラーゲンの減少など)によって発生するもの。目にボコボコとした凹凸があったり、目元がくぼんでいたりという場合にはたるみによって黒くみえているということを覚えておきましょう。
・「クマ」は色素沈着や血行不良が原因
クマは大きく分けて2種類あり、原因もそれぞれ違います。
まず皮膚が茶色くくすんで見える「茶クマ」は、過剰なメラニンによる色素沈着が原因です。目元を強くこすっていると、皮膚の防御反応によって茶クマができやすくなります。
そして、目の下が青く見える「青クマ」は、血行不良が主な原因です。体の冷えや凝り、睡眠不足などで発生します。
たるみ? クマ? 見分けるためのチェック方法
鏡を見ながら下まぶたの目尻側に指を当てて、皮膚を軽く横に引っ張ってみましょう。このとき影が見えなくなったら、目元にあったのはたるみです。
しかし、指で引っ張ってもくすみが消えない場合は、クマができていると言えるでしょう。さらに、くすみの色が茶色ければ茶クマ、青みががっていれば青クマと判断できます。
たるみ・クマの対策方法とは?
・たるみの対策法「眼輪筋を鍛える」
目の周りの筋肉=眼輪筋(がんりんきん)を鍛えることで、たるみの発生を防ぐことができます。まぶたを大きく開いたり閉じたりする動作を5秒ずつ繰り返したり、下まぶたを引き上げるように目を細めて10秒ほどキープすると効果的です。
・クマの対策法「茶クマには保湿ケア」
茶クマの原因はメラニンによる色素沈着なので、保湿ケアをしてメラニンの排出を促すのがポイント。保湿効果の高いアイクリームでのケアがお勧めです。
・クマの対策法「青クマには血行改善」
青クマをケアするためには、血行を良くすることが大切です。朝に青クマを発見した場合には、蒸しタオルやリンパマッサージなどで血行を促しましょう。また、全身の血行を促すためにも、日中に肩回しなどのエクササイズも取り入れましょう。
たるみとクマの違いや、クマの種類の見分けがつくようになると、より効果的な対策を取り入れることができます。自分の目元トラブルはどのタイプなのかをしっかりとチェックして、オバサン顔を防ぎましょう。