その肩こりの原因は「ストレートネック」かも!?
公開日:2016/10/28 / 最終更新日:2019/08/19
仕事で長時間座りっぱなしだったり、PCの画面を見続けたりといった方に多いのが、肩こりや頭痛などのお悩み。
そんなお悩みの原因の一つとして、最近多いのが「ストレートネック」。本来首が持つ自然なカーブがなくなってまっすぐになってしまうことで、身体にさまざまな不調をもたらしてしまう症状です。全身の血行が悪くなるため、もちろん美容にも悪影響を及ぼします。
ストレートネックってどんなもの? その原因や影響、改善法などについて、美容皮膚科シロノクリニック横浜院 牧野輝美院長がお伝えします。
うつむき姿勢で首のカーブがなくなる!?
首の骨は、前方に30~40度ほど湾曲しているのが正常な状態です。このカーブが少なくなり、まっすぐに近い状態になってしまうのが「ストレートネック」です。 ストレートネックになってしまう原因として多いのが、うつむいた姿勢を長時間続けること。長時間のパソコン作業などは代表的な原因の一つです。仕事以外でも、スマートフォンを長時間使用することなども原因となりがちです。男性に比べ首が細い女性の方がストレートネックになりやすい傾向があります。
ストレートネックの症状は?
ストレートネックにより引き起こされる症状には、以下のようなものが挙げられます。
・上を向きにくい
・肩がこる
・頭痛がする
・寝る時に違和感がある、寝違えを起こしやすい
・手がしびれる
上記のような症状は、ストレートネック以外の原因で起こることもありますが、長時間うつむいた姿勢を続けることが多い方で、上を見上げにくい場合はストレートネックの疑いがあります。
ストレートネックを改善するには
「ストレートネック」という名称から、首だけの問題だと捉えられがちですが、ほとんどの場合、「猫背」とセットで生じているはずです。同時に、肋骨が縮んだ状態も引き起こされています。この状態をリセットするストレッチを行うことで、ストレートネックの改善につながります。
①まっすぐに立って、両手をお尻の後ろで自然に組みます。
②上体を反らしながら、組んだ両手を上に持ち上げていきます。息を吐きながら行ってください。
③その姿勢のまま3秒ほどキープします。呼吸は止めないこと。
④息を吐きながらゆっくりと元の姿勢に戻します。
ストレートネックの方の場合、このストレッチがきつく感じる場合もあるかもしれません。無理に行おうとせずに、心地良いと感じる程度にストレッチしましょう。
長時間のデスクワークをする方などは、休憩時などにぜひ取り入れてみてくださいね。