夏のむくみは「冷え」が原因? 夏こそ体を温めよう
公開日:2019/06/30 / 最終更新日:2022/05/20
夏はほかの季節と比べ、特に顔や体がむくみやすいと感じる方は多いのではないでしょうか? むくみの原因は塩分の摂りすぎやアルコールの摂取などさまざまありますが、体の冷えもむくみを引き起こす原因の一つです。冷房の効いた場所で過ごすことの多い夏は、体が冷えてむくみやすくなります。
今回は、冷えによって起こる夏のむくみ対策をご紹介します。
むくみのメカニズムと夏にむくみやすい理由
体がむくんでいるというのは、体内に余分な水分が溜まっている状態を指します。むくみを起こす原因を知れば予防にもつなげられます。
・むくみの大きな原因は血流の悪さ
むくみの主な原因は血流の悪さです。例えば、長時間同じ姿勢で座っていると、太ももやひざの裏が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると、静脈やリンパ管を通って流れるべき水分や老廃物がスムーズに回収されずに下半身に溜まり、むくみとして現れます。仕事終わりに履いてきた靴がきつく感じることがあるのはこのためです。
・夏にむくみを感じやすいのはなぜ?
夏は職場や自宅など、冷房のかかった室内で1日中過ごすことや、冷たいものを口にする機会が増え、自然と体を冷やしてしまいがちです。加えて、暑さが厳しくなるほど運動不足に陥りやすくなります。運動不足が続くと全身の代謝が低下して汗をかきづらくなり、体内に水分が溜まりむくみにつながります。
簡単にできるむくみ解消法
朝起きたときやお風呂上がりなど、気付いたときにマッサージやストレッチを行うとむくみを解消することができます。
また、むくみ予防として日頃から体を冷やさないよう意識して体を温めることも大切です。
・リンパを流してむくみを撃退
むくみが気になるときにはそのままにせず、マッサージやストレッチを行ってみましょう。
特にむくみやすい足のマッサージは、足の裏から足首、ふくらはぎの裏と、手で軽く圧を加えながら下から上に向かって順番にマッサージを行います。リンパの流れが促され、マッサージ後は足が軽くなっているのを感じられます。
お風呂上がりにボディオイルやクリームをつけてすべりを良くして行うのがお勧めです。
・食べ物に気をつけてむくみ解消
むくみは食事に気をつけることでも解消できます。
お勧めの食材はカリウムを含むナッツ類や海藻類、ビタミンB1を含む豆腐やかぼちゃ、ポリフェノールを含むブルーベリーや緑茶、生姜などです。
これらの食材を積極的に摂ることで体内の水分と塩分のバランスを整え、血液の循環を良くしてむくみ解消を期待できます。
体の冷えはむくみの大きな原因となります。冷房の効いた部屋で過ごすときはひざ掛けをする、時々立ち上がって足を動かす、常温または温かい飲み物を飲むといった工夫をしてむくみを予防しましょう。