レーザー治療・エイジングエア専門の美容皮膚科シロノクリニック

アトピーの悪化を防ぐ「洋服選びのポイント」とは?

公開日:2017/10/23 / 最終更新日:2019/08/19

笠井 美貴子笠井 美貴子院長

アトピーの悪化を防ぐ「洋服選びのポイント」とは?

かゆみが強く、慢性的に湿疹ができてしまう「アトピー」に悩む女性は多いもの。季節によってアトピーの症状が変化するという方も少なくありませんが、実は洋服の素材やデザインなどにより、アトピーの状態が悪化してしまっている場合もあります。
そこで今回は、アトピーの悪化を防ぐためにも、知っておきたい「洋服選びのポイント」についてご紹介します。

肌触りが良く、摩擦の少ないものを選ぶ

アトピー性皮膚炎は外部から受ける刺激により悪化してしまうため、なるべく服の摩擦刺激を緩和する「肌触りの良い」洋服を選ぶことが大切です。なるべく毛羽立ちなどの起きない、つるつる・サラサラした肌に優しい素材を選ぶと良いでしょう。
もしあまり手触りが良くない服を着る場合には、その素材が肌にあまり触れないよう素肌に肌触りの良い下着を着用するのがお勧めです。なるべく通気性の良いものを選び、とくに暑い時期に汗が気になる場合には着替え用の下着を持ち歩くとより安心ですね。また、肌着は「裏返し」の状態で着ると、縫い目が肌に当たらないため刺激が少なくすみますよ。

「綿100%」のものをチョイスして

肌触りも大切ですが、やはり化学繊維でできた洋服よりは天然素材を使った綿100%のものなどが肌に優しくお勧め。ポリエステル素材のものと比べると値段は少々高価ですが、通気性も良く保湿性も高いので、直接肌に触れるインナーなどはなるべく綿100%のものを着用すると良いでしょう。また、綿素材の洋服は静電気が起こりにくいのも嬉しいポイント。静電気はアトピー肌にとって大きな刺激になってしまうので、肌荒れがとくに気になるようなときには、綿素材の洋服を着て刺激を緩和していくことが大切です。
綿70%以上で、残りは麻素材の洋服を選ぶのもお勧めです。触り心地が良く、毛玉にもなりにくいため洋服のお手入れも簡単です。

より質の高い綿「オーガニックコットン」がオススメ!

農薬を一切使わず作られ化学薬品を使っていない綿である「オーガニックコットン」は、アトピー性皮膚炎の方にとてもオススメな肌に優しい素材です。とくにアトピーが悪化し肌状態が良くないときには、皮膚炎の炎症を和らげる効果も期待できます。
普通の綿よりも高価な傾向がありますが、最近はインターネット通販で値段的にも比較的買いやすくなっているようです。ただし、普通の綿商品を「オーガニックコットン」として販売している所もあるため、なるべくその商品を作っているブランドのホームページなどを調べ、オーガニックコットンへの取り組み方などを確認してから購入すると良いでしょう。

シンプルで洗練された洋服を着よう

襟や袖などにレースやリボン、スタッズなどの装飾がある洋服は、飾りが擦れ肌への刺激が強くなってしまう場合も。肌の刺激を緩和するためには、なるべく余計な装飾のない洋服を選ぶのがベターです。装飾が付いている服を選ぶ場合は、肌に装飾が直接当たらないようなものを選ぶと良いでしょう。飾りの部分を取り、他の場所に付けるなどのリメイクをするのも良い方法です。

辛いアトピー性皮膚炎ですが、着る服を見直すだけで肌への刺激を緩和しアトピーの悪化を予防することが可能です。素材の確認や着る時のひと工夫を取り入れ、アトピーを悪化させないよう気をつけていきましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

笠井 美貴子

笠井 美貴子院長かさい みきこ

シロノクリニック銀座

丁寧なカウンセリングと豊富な知識に基づく確かな治療で、多くの患者様から厚い信頼を獲得。 美への探究心が強く、結果に差がつく高い技術と気さくな人柄で心身共にトータルで美を提供します。

笠井 美貴子先生の治療が受けられるのはこちら

シロノクリニック銀座院

シロノクリニック銀座院

〒104-0061

東京都中央区銀座2-6-4 竹中銀座ビルディング 4階

0120-997-474