ストレスで口臭を強めないためには
公開日:2017/10/27 / 最終更新日:2019/08/19
「ストレスを感じると口の中がネバつく……」と思ったことはありませんか?そんな時は唾液が減っているため、強い口臭が発生する恐れがあります。
ストレスと口臭にはどのような関係性があるのか、ストレスにも効果的な口臭対策と共にご紹介します。
ストレスと口臭の関係性とは
人はストレスを感じて緊張すると、交感神経が活発になります。すると唾液の分泌量が減り、口の中が乾き始めます。唾液には抗菌作用があるため、唾液が減って口の中が乾けば、おのずと雑菌が繁殖しやすくなることに。その結果、口から出るニオイが強くなってしまうのです。
また、唾液は弱アルカリ性で、虫歯の発生を招く酸を中和します。ところがストレスによって唾液が減ると口の中が酸性に傾き、虫歯ができやすくなってしまいます。つまりストレスは虫歯と、虫歯が原因となる口臭までも誘発するのです。
ストレスは胃腸にもダメージを与える
ストレスの影響は口の中だけにとどまらず、胃腸にもダメージを与えます。胃腸と口臭は一見関係がないように思えますが、実は大きく関わっています。
胃腸の働きが低下して消化不良や便秘を頻繁に起こしていると、体内に悪臭が発生し、口臭を強くさせてしまうのです。胃腸からくる口臭は歯みがきでは防ぎにくいため、より注意が必要と言えるでしょう。
ストレスが原因の口臭を防ぐには
≪ガムを噛む≫
噛むという行為は、精神を安定させるホルモン「セロトニン」を増やす効果があります。
よく野球選手が試合中にガムを口にしているのは、噛むことでセロトニンを増やし、緊張を和らげているため。もちろんガムを噛むことで唾液の量も増やせるので、ストレスと口臭の両方に効果的です。
≪適度な運動をする≫
ウォーキングなどの運動には自律神経の乱れを整える効果があるため、ストレスを和らげることができます。また、運動をすると全身の血液の巡りが良くなり、内臓の働きも高めることができます。サイクリングやダンスなど、好きな運動を見つけて生活に取り入れましょう。
≪ツボ押し≫
ツボ押しは血行を促進し、それぞれの不調を改善する効果があります。ストレスを感じた時に刺激すれば、リラックス&リフレッシュ効果も得られるのでお勧めです。
~唾液を分泌させて口臭を抑えるツボ~
「頬車(きょうしゃ)」…顔のえらから、指1本分内側にあるツボ。人差し指で押しながら、口を開けたり閉じたりすると効果的です。
~ストレスやイライラを和らげるツボ~
「内関(ないかん)」…手首の内側の横じわから、指3本分肘側にあるツボ。親指の腹で押して刺激しましょう。
~胃腸の働きを改善するツボ~
「曲池(きょくち)」…肘を曲げた時にできる関節のシワの端(腕の外側)にあります。くぼんでいるところを、指の腹で押して刺激しましょう。
さまざまなアイテムを使って、ツボ押しやトレス解消を図りましょう!