炭水化物の食べ過ぎが肌荒れを引き起こす? その理由とは
公開日:2017/11/03 / 最終更新日:2019/10/16
ニキビや肌荒れの大きな原因のひとつは、糖質や脂質の過剰な摂取です。炭水化物の摂取によって体内に取り込まれた糖分や油分は、皮脂の分泌を増やしたり肌を荒れさせてしまったりするのです。
炭水化物が肌荒れの原因になる?
ご飯をよく噛んで食べると糖質が出て甘くなりますよね。ご飯だけでなく、パンや麺類といった他の炭水化物にも糖質が含まれていますし、炭水化物は胃の中で消化される段階でも糖質や脂質に変化します。こういった糖質や脂質は、皮脂の分泌を増やして肌のニキビや吹き出物を発生させてしまいます。するとオイリー肌になったり、毛穴が詰まりやすくなったりして、ニキビや肌荒れが起こってしまうのです。
肌を守る機能が落ちてしまう
炭水化物を摂取することで増えてしまった糖質に対しては、体内で分解しようという働きが起こります。この分解のときには、体内のビタミンBやミネラルが使われます。しかし、もともとビタミンやミネラルというのは肌機能の改善にも使われる栄養素です。
こういった栄養素が糖質の分解にまわされてしまうため、肌を守る機能が落ちてしまうのです。特に、ビタミンB2やビタミンB6は皮脂の分泌を抑えてくれる効果があるため、これらが減ってしまうと皮脂の分泌量を増やしてしまうのです。
炭水化物を控えてニキビ予防
肌荒れを防ぐためには、炭水化物を食べ過ぎないようにすることが重要です。たとえばパンは小麦粉の他にマーガリンやショートニングなども含まれているので、食べ過ぎには注意が必要です。さらにカレーライスは炭水化物や糖質、脂質をたっぷり含むメニューなのでお肌が荒れている時には極力避けたいもの。またお菓子類やケーキ、ドーナツ、ハンバーガー、ラーメンやお餅、お好み焼きなどの食品も炭水化物の摂りすぎに繋がってしまうので気をつけましょう。
炭水化物は人間の体に必要とされる栄養素のひとつ。炭水化物を全く食べない生活をすると、栄養が偏って体や脳の機能が低下してしまいます。栄養バランスに気をつけながら、炭水化物や糖質を少し減らした食事をするのが、肌荒れやニキビを防ぐためのコツです。白米の量を少し減らした食事を摂るなど、続けやすい方法を試してみましょう。炭水化物の過剰摂取に気をつけつつ、バランスの良い食生活を心掛けてください。