夏に感じる肌の不調…… もしかしたら「日光アレルギー」かも?
公開日:2017/11/19 / 最終更新日:2019/08/19
「日差しを浴びると肌が痒くなる……」という方は、もしかしたら「日光アレルギー」かもしれません。とくに春から夏にかけては紫外線量が増えるため、より一層の注意が必要になります。この日光アレルギーとは一体どんなものなのか、詳しい症状や対策法を詳しく探ってみましょう。
日光アレルギーとは?
日光アレルギーとは、紫外線を浴びることによって何からの症状が出る疾患のこと。光線過敏症、紫外線アレルギーとも呼ばれていて、最近ではメディアで取り上げられる機会も増えてきています。また、日光アレルギーは即時型の「I型アレルギー」に分類され、花粉症と同じように突然発症することがあります。そのため、「今まで日差しを浴びても大丈夫だったのに、突然アレルギーが出始めた」というケースもあるのです。では、日光アレルギーになるとどんな症状が出るのか、さらに詳しく見ていきましょう。
日光アレルギーの症状
日光アレルギーになると、紫外線を浴びた場所に以下のような症状が出ます。もし、日光アレルギーの疑いがある場合には、自分の症状に似たものがないかチェックしていきましょう。
・かゆみ
・湿疹
・腫れ
・水泡
・丘疹
・発熱
・頭痛
・吐き気
これらの症状は紫外線を浴びた当日の夜、もしくは翌日に現れます。症状が重い場合には、紫外線を浴びてからすぐに症状が出る方もいれば突然体調が悪くなる人方もいて、人それぞれ症状の出方に違いがあります。もし天気の良い日に外出して肌荒れがひどくなったり、具合が悪くなったりという症状が出るようなら、日光アレルギーを疑うことも大切です。
日光アレルギーの対策方法
日光アレルギーの場合、「紫外線を浴びないこと」が何よりの対策方法になります。日焼け止めを塗るだけでなく、日傘や防止、手袋など日除けグッズを併用して使うようにしましょう。また、紫外線量が多くなる午前10時~午後3時の外出は、できるだけ控えたほうが安心です。そして、アレルギー症状が出てしまったときには、速やかに病院へ行って薬を処方してもらいましょう。軽度の場合は抗アレルギー薬で収まりますが、重度の場合はステロイドなどでの長期治療が必要になります。
日光アレルギーになる原因は遺伝のほか、ストレスや紫外線の浴び過ぎが引き金となります。そのため、日光アレルギーを防ぐためには、例え今は日光アレルギーになっていなくても、日頃から紫外線対策をしておくことが大切です。また、飲み薬や貼り薬が紫外線と反応してアレルギーを起こすこともあります。持病で薬を使っている方も、紫外線には注意が必要なのです。どちらにせよ紫外線対策を万全に行って、アレルギーの発症や悪化を食い止めましょう。