意外と知られていない「お腹のむくみ」の原因と落とし方
公開日:2018/09/05 / 最終更新日:2022/06/10
お腹が太くなると、「脂肪がついてしまった……」と落ち込んでしまいますよね。しかし実は、お腹も手足と同じように、むくみによって太くなることがあります。
お腹のむくみはどんなことが原因になって引き起こされるのか、むくみを落とす方法とあわせてご紹介します。
お腹にむくみが発生する原因とは?
・塩分のとりすぎ
塩分をとりすぎると体内の塩分濃度を薄めるために、体内に水分が溜まりやすくなります。この作用によって、お腹にもむくみが現れてしまうのです。
・衣類や下着の締め付け
窮屈な衣類や下着などで腹部を締め付けていると、リンパの流れが悪くなり、むくみやすくなります。女性の場合、ストッキングによる締め付けにも注意が必要です。
・冷え、血行不良
お腹が冷えると血液の巡りが悪くなり、水分などの老廃物が溜まりやすくなります。腹部の筋肉量が少ない方はとくに冷えやすいため、むくみも起こりがちになります。
・腸機能の低下
下剤の常用などで腸の機能が低下していると、血流が悪くなり、腸自体がむくみやすくなります。この症状は「腸むくみ」と呼ばれ、便秘や冷えが悪化する原因にもなるため注意が必要です。
お腹のむくみの落とし方
・お腹を温める
お腹を積極的に温めることで血液やリンパの流れが改善され、むくみが解消されやすくなります。腹巻きやカイロで温めたり、冷たい食べ物・飲み物を避けたりして、お腹の温活を行いましょう。ただし、腹巻きのサイズが小さく、締め付けが強いとかえって血行が悪くなってしまいます。腹巻きを選ぶときには、適度なゆとりがあるものをチョイスしましょう。
・お腹のマッサージをする
お腹に「の」の字を書きながら時計回りにマッサージすると、リンパの流れを促すことができ、むくみが解消されやすくなります。同時に腸が刺激されるため、便秘の改善や腸むくみの予防にも効果的です。
また、マッサージは血行が良くなっている入浴中やお風呂上がりがお勧めです。オイルやマッサージクリームなどを塗りながら、リラックスして行いましょう。
・カリウムを摂取する
カリウムには、体内の余分な塩分と水分を排出させる作用があります。塩分をたくさんとってしまったときは、バナナやアボカド、キウイ、イモ類などからカリウムを補給しましょう。ただし、これらは体を冷やす作用もあるため、適量を心掛けてください。
・腸内環境を整える
便秘の慢性化によって下剤を常用していると、腸むくみが発生しやすくなります。乳酸菌や発酵食品などをとって腸内環境を整え、自然なお通じを促しましょう。
むくみといえば、顔や脚などに起こるものというイメージが強いですが、朝と夜でお腹のサイズが違うという方は、お腹のむくみが発生している可能性があります。今回ご紹介した上記のようなケアを取り入れて、むくみのないスッキリしたお腹に整えましょう。