ストレスが「目の周りの痙攣」を引き起こす! その理由と対策方法
公開日:2018/10/10 / 最終更新日:2022/06/07
長期に渡って続く目の周りの痙攣は、眼瞼(がんけん)ミオキミアや片側顔面痙攣などの病気が原因だと考えられます。しかし一時的な痙攣の場合は、ストレスや疲れが原因であることが多いようです。
では、なぜストレスが目の周りの痙攣を引き起こすのか、対策方法とあわせてチェックしてみましょう。
ストレスが目の周りの痙攣を引き起こす理由
過度のストレスを受けると、顔の筋肉を動かしている顔面神経が興奮します。すると無意識のうちに筋肉が動いてしまい、目の周り(まぶた)の痙攣にもつながってしまうのです。また、血流障害が原因で疲労物質がたまることも、痙攣の一因になります。
なお、ストレスによる目の周りの痙攣は、女性に多いといわれています。人によっては目の周りだけでなく片方の口角がピクピクと動いてしまうことも。以下のような対策で、痙攣を未然に防いでいきましょう。
ストレスによる目の周りの痙攣を防ぐための対策方法6つ
① ストレス源から身を離す
痙攣の原因となるストレスを溜めないためには、まずストレス源から身を離すことが大切です。苦手な人がいるなら適度に距離を置く、オーバーワークや睡眠不足はなるべく避けるなどして、ストレスが溜まる前の対策を立てていきましょう。
② ストレス解消法を見つける
それでもストレスが溜まってしまった時は、自分の好きなことをして発散しましょう。気の合う仲間と楽しく話をする、適度な運動で汗をかくなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることが、結果的に痙攣の予防につながります。
③ カフェインを摂り過ぎない
カフェインは神経を高ぶらせるため、過剰に摂取すると目の周りの痙攣を招くことがあります。カフェインを多く含むコーヒーや紅茶、緑茶などの過剰摂取は控えるようにしましょう。
④ 目を休ませる
眼精疲労も目の周りの痙攣原因になりますから、仕事中などは休憩を挟んだりして、目を十分に休ませましょう。ホットタオルやアイマスクで目元を温めたり、遠くの景色を見たりして、目の疲れを和らげることが大切です。
⑤ 睡眠をしっかりとる
睡眠をしっかりとることで身体や神経が休まり、目元の痙攣を抑えることができます。なお、スマートフォンやPC、テレビなどから発せられるブルーライトには覚醒作用があります。睡眠の質を高めるために、就寝前はこれらを見ないようにしましょう。
⑥ クリニックを受診する
痙攣が続いたり、目元に違和感があったりする場合は、早めにクリニックを受診しましょう。特に痙攣が長く続いている場合は、病気が原因の可能性があります。決して放置せずに、早めの治療で改善を目指しましょう。
健康的な目元を保つために、できるだけストレスや疲れを溜めない生活を心がけることが大切です。また、目の周りの痙攣がなかなか治まらない場合は自己判断せずに医師の診察を受けるようにしてください。