妊娠中はシミができやすい&濃くなりやすい! その原因と対策方法
公開日:2018/10/19 / 最終更新日:2022/06/06
妊娠中はシミができやすく、さらに濃くなりやすい時期だとご存知でしたか? 部屋の中にいるから大丈夫と思っている方も多いと思いますが、部屋の中でも紫外線は入ってくるのです。油断していると、ママになってからも濃いシミが残ってしまうことも。そんな事態を避けるために、妊娠中のシミの原因と対策を詳しくチェックしてみましょう。
【妊娠中にシミができる&濃くなる理由とは】
妊娠中は子宮やバストを大きくするため、女性ホルモンの分泌量が増加します。実はこの女性ホルモンの増加が、シミをできやすくしている原因なのです。
女性ホルモンの1つであるプロゲステロンには、メラニンを増やす働きがあります。そのため、プロゲステロンが増える妊娠中はシミができやすくなったり、濃くなってしまうのです。
なお、妊娠中にできるシミは「妊娠性肝斑」と呼ばれ、産後は徐々に薄くなるといわれています。しかし妊娠中の対策を怠っていると、濃いシミが消えずに残ってしまうことも。シミをつくらないためにも、あらかじめ十分なシミ対策を行っていくことが大切です。
【妊娠中のシミ対策方法】
≪紫外線対策は必須≫
紫外線を無防備に浴びているとメラニン色素がどんどん増えて、シミが濃くなってしまいます。できるだけ毎日日焼け止めを塗り、さらに日傘や帽子などで紫外線をブロックすると効果的です。また、紫外線が目から入った場合もメラニン色素が増加するといわれています。屋外や運転時など、目に紫外線が入りやすい場所ではサングラスの着用をお勧めします。
≪ビタミンA・C・Eを摂る≫
シミの予防にビタミンCが良いということは、ご存知の方も多いですよね。ビタミンCでもシミを予防することができるのですが、さらに肌のターンオーバーを促すビタミンAや、血行を改善するビタミンEもプラスして摂取すると良いでしょう。これらのビタミンを一緒に摂ることで相乗効果が得られて、シミ予防の効果がアップします。
以下のような食べ物に多く含まれているので、意識的に食べるようにしましょう。
・ビタミンA……にんじん、ほうれん草、かぼちゃ
・ビタミンC……パプリカ、ブロッコリー、芽キャベツ
・ビタミンE……ナッツ類、アボカド、かぼちゃ
ただしビタミンAを過剰摂取すると、胎児の成長に悪影響を与える恐れがあります。サプリメントなどでの補給は避け、食事の中から摂るようにしましょう。
≪美白ケアには低刺激タイプを≫
美白化粧品を使ったスキンケアも、妊娠中のシミ予防に有効です。しかし妊娠中は変化するホルモンバランスによって、特に肌が敏感な状態になっています。そのため、刺激が強い化粧品を使うと、かえって肌が荒れて炎症を起こしてしまう可能性があります。ですので、スキンケアアイテムは、できるだけ敏感肌用の低刺激タイプを使うようにしましょう。また、しっかり保湿をして肌を乾燥させないことも大切です。
妊娠中のシミの原因と対策についてご紹介しました。「紫外線対策を十分にしていなかったため、妊娠中にシミができてしまった…...」という悲しい思いをしないためにも、入念かつ丁寧なシミ対策を行うことが大切です。