睡眠不足だとクマが目立つのはなぜ? クマ発生のメカニズムと改善方法
公開日:2018/12/12 / 最終更新日:2022/06/02
「睡眠不足だとクマができる」という話は、周知の事実ともいえるほど誰もがご存知でしょう。しかし、なぜ睡眠時間が足りないとクマが発生してしまうのか、詳しい原因まで知っている方は少ないはず。
女性の美しさを損ねるクマの発生を防ぐためにも、睡眠不足によってクマができるメカニズムを知り、正しい改善方法を知っておきましょう。
睡眠不足でクマができる理由・メカニズムとは?
睡眠が不足すると、自律神経が乱れやすくなって血行不良が起こります。本来、寝ている間は副交感神経が優位になるため血流が良くなるのですが、起きている間は交感神経によって血管が収縮するため、血液の流れが悪くなってしまうのです。すると、血液によって運ばれるはずだった栄養や酸素が不足してしまいます。
そして酸素不足になると、血液中のヘモグロビンが黒く変色します。その黒くなった血液が、目元の薄い皮膚から透けて見えることで、青黒いクマに見えてしまうのです。
睡眠不足によるクマを改善する方法
先述したように、睡眠不足によるクマは血行不良が引き金ということになります。徹夜明けの日や寝不足続きのときにクマが出現した場合には、滞った血液を促して血行を改善させることが大切です。
次に、睡眠不足によるクマの改善方法をご紹介します。
・目元を温める
目元を温めると血行が改善されるため、クマの軽減につながります。
電子レンジで温めた蒸しタオルや市販の温熱パックなどを利用して、目元を温めましょう。
・軽くマッサージをする
目元を軽くマッサージすると、血液の流れが促進されます。目の周りを指先で軽くプッシュしてから、目頭から目尻に向かって指先を滑らせましょう。
ただし、目の周りの皮膚は、とても薄くてデリケートです。強くこすると色素沈着を引き起こして別のクマを招く可能性があるため、アイクリームを塗りながら優しく行うことが大切です。
・目を酷使しない
PCやスマホを見すぎていると目周りの筋肉が凝り固まり、さらにクマを悪化させてしまいます。クマができているときはなるべく目を休ませて、クマの緩和につなげましょう。
仕事などで目を長時間酷使している場合は、こまめに休憩をとったり、蒸しタオルで温めることをお勧めします。
クマの改善には目元の血行促進が重要になりますが、もとの原因を振り返ってみると、睡眠不足を解消することがクマ対策として最も重要だといえます。睡眠前のPCやスマホの操作を控えたり、カフェインの摂取量を抑えたりと工夫を取り入れ、睡眠の質を高めていきましょう。