「胃の不調が口臭の原因」胃から改善するセルフケア方法
公開日:2017/12/03 / 最終更新日:2019/08/08
「いくら口の中を清潔にしても口臭がしてしまう……」という人は、胃に不調を抱えている可能性があります。胃がどのような状態だと口臭が発生してしまうのか、改善のためのセルフケア方法とあわせて詳しくご紹介します。
胃の不調が口臭の原因に!?
胃が消化不良やストレスで荒れていると、胃腸から悪臭が出て口臭になってしまうことがあります。また、胃の病気によって口臭が出るケースもあります。胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がんなど、口臭が胃の病気のサインである可能性も否定できません。
≪消化の良いものを食べる≫
脂っこい肉類など消化の悪いものを食べ過ぎると、胃の中に食べ物がとどまって嫌なニオイを発するようになります。口臭が気になるなら普段は消化の良いものを選んで食べて、胃への負担を減らしてあげましょう。なお、消化の良い食べ物は、おかゆ、豆腐、鶏ささみ、柔らかく煮た野菜やうどんなどです。ただ、たまには好きなものも食べるなどメリハリのある食生活を心掛けましょう。
≪ストレスを溜めない≫
ストレスは胃酸の分泌を促し、胃を荒れさせる原因になります。できるだけストレスを避けることが先決ですが、仕事などで難しい場合は、リラックスタイムを作るなどして胃をいたわりましょう。考えこむと胃に負担を与えるので、気持ちを早めに切り替えることも大切です。
≪冷たい飲食物は控えめに≫
冷蔵庫でキンキンに冷やした飲み物やアイスなどは、胃腸に大きな負担を与えてしまいます。暑い時はどうしても冷たいものを欲してしまいますが、大量に食べるのは控えましょう。また、そうめんは消化の良い食べ物ですが胃を冷やしやすいため、温めてにゅうめんにして食べることをお勧めします。
≪禁酒・禁煙≫
お酒やタバコは胃を荒れさせるうえ、口臭を発生させる原因になります。また、胃がんの原因になることも多いため、過剰な摂取には注意が必要です。いきなり止めるのが無理なら量を控えめにしてください。
≪病院へ行く≫
胃の病気が口臭を招いている可能性もあります。口腔内のケア、胃のセルフケアを万全にしても口臭が改善されない場合は、病院へ行って検査を受けましょう。病院ではビロリ菌の除去や、胃そのものの治療によって口臭を改善していきます。
病気の可能性もある口臭。放置せずに早めのケアを行うようにしてください。