肌への負担は? てぬぐい洗顔の正しいやり方
公開日:2017/12/19 / 最終更新日:2019/10/16
スキンケアにシンプルさを求める人や、身の回りにあるもので手軽に毛穴ケアや肌のくすみを解消したい人にお勧めな方法が、てぬぐいを使用した洗顔です。てぬぐい洗顔の正しいやり方や、てぬぐい洗顔の効果についてお伝えします。
てぬぐい洗顔はどんな人に向いている?
「肌がくすんでいる」
「肌のキメに乱れを感じる」
「肌のターンオーバーが乱れている」
このような悩みを持っている人にお勧めしたい洗顔方法が、てぬぐい洗顔です。使用するものはてぬぐいと洗顔せっけんのみというシンプルさ。けれど、肌が本来持っている力を引き出して肌質を整えてくれる効果が期待できます。肌のくすみやキメの乱れは、古い角質がはがれずに残りやすくなっているために引き起こされます。細い糸をよりあわせてつくられたてぬぐいの表面は肌の汚れをからめとりやすいため、洗顔後はまるでピーリングをした後のような効果を発揮してくれることでしょう。
どんなてぬぐいを使用すれば良い?
てぬぐいとして販売されているものであれば使用が可能ですが、新品のてぬぐいは使わないようにしましょう。新品のてぬぐいよりも、何度か使用して繊維がやわらかくなっているてぬぐいを使用した方が肌への負担を軽減できます。
また、水ですすいだときに色落ちを起こすような状態のてぬぐいは、染料が肌への負担となる場合があるため使用しないようにしましょう。てぬぐいはタオルと同じく綿を原料として作られていますが、織り方に違いがあります。タオルとは違い、昔ながらのてぬぐいは軽量で乾きやすく清潔感を保ちやすいことが特徴です。
何枚か用意しておけば、洗顔以外にも体を洗ったり、夏場の汗をふきとったりするのにも役立つことでしょう。
てぬぐい洗顔の正しいやり方と手順
(1)ぬるま湯で予洗いをします。皮脂をしっかりと浮かせるようなイメージで小鼻の際まで丁寧に行いましょう。
(2)てぬぐいを水かぬるま湯で濡らし、てぬぐいでせっけんを包み込むようにしてよく泡立てます。
(3)きめ細かい泡がたったら、肌にやさしくてぬぐいを押し当て、くすみや毛穴汚れが気になる部分を中心に洗いましょう。力を込めると肌を刺激したり、傷つけてしまったりという恐れがあります。
(4)洗浄成分を肌に残さないよう、しっかりと洗い流しましょう。
てぬぐい洗顔は、てぬぐいの繊維の表面で肌を撫でるようにやさしい力加減で行うことが大切です。
混合肌や乾燥肌の人は、乾燥しやすい目や口の周囲は避け、脂っぽくなりがちなTゾーンのみにてぬぐいを使用すると良いでしょう。
肌の様子を見ながら、定期的に行ってみてください。