うおの目には種類がある!? それぞれの特徴とは?
公開日:2018/12/27 / 最終更新日:2022/06/02
足の裏や足の指の間など一部分の角質が増殖し、まるで魚の目のように見える症状のことを「魚の目(うおのめ)」といいます。サイズの合わない靴で長時間歩くなどで、一か所に集中して刺激を与え続けるとうおの目ができやすくなります。痛みが出ることがあるため、なるべく早めに解消したいところです。
今回は、うおの目の種類や特徴、解消方法をご紹介します。
うおの目の種類とは?
・硬性鶏眼
うおの目は鶏眼とも呼ばれており、最も一般的なのが「硬性鶏眼(こうせいけいがん)」という種類です。その名の通り、患部の皮膚が硬くなっており、中央に芯が見られるという特徴があります。硬性鶏眼は痛みの無いもの、痛みがあるものに分かれます。
・軟性鶏眼
患部の皮膚が柔らかくなっているのが「軟性鶏眼(なんせいけいがん)」という種類です。足の指同士が圧迫される、擦れるなどでできることが多くなっています。足の裏は汗をかいても靴下の繊維がある程度吸汗してくれますが、足の指の間は汗がそのまま付着した状態になりやすいです。汗で組織が柔らかくなるため、足の指の間によく見られるうおの目の種類となっています。軟性鶏眼は痛みを感じるものが多いのが特徴です。
・粒状鶏眼
芯だけで角質増殖がほとんど見られないのが「粒状鶏眼(りゅうじょうけいがん)」という種類です。芯があっても膨らみ部分が浅いために、痛みが無いことが多いのが特徴です。ただし、自分で無理やり削るのは禁物なので注意しましょう。
うおの目の解消方法
・市販薬を使用する
うおの目への対処法のうち、最も手軽なのが市販薬の使用です。ドラッグストアなどで手に入れることができるため、気軽に使用することができます。サリチル酸という成分が配合されていて、角質を柔らかくするという効果が期待できます。
・クリニックで治療を受ける
うおの目の解消法の1つとして、クリニックで治療を受けるという方法もあります。サリチル酸を主成分とする薬を患部に貼り付け一定期間待ち、患部を柔らかくしてからカミソリなどで組織を削っていくという治療が受けられます。
また、重度のうおの目にはレーザー照射やメスで切除するといった治療も一般的です。痛みが気になる場合は、クリニックでの治療がお勧めです。
うおの目の治療を受け、症状が落ち着くと油断しがちですが、サイズの合わない靴を使用し続けているとうおの目が再発しやすくなります。キツいと感じる靴は圧迫されやすく、大きすぎる靴は摩擦が生じやすいため、自分の足に合った靴を選ぶことが重要です。また、先の細いハイヒールなどは指の間が圧迫されやすいため注意が必要です。うおの目の解消だけでなく、予防のことも考えて日々の生活を見直していきましょう。