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シミのような黒ずみが起こる「摩擦黒皮症」の原因と予防法

公開日:2017/12/27 / 最終更新日:2022/09/12

徳永 真理徳永 真理先生

シミのような黒ずみが起こる「摩擦黒皮症」の原因と予防法

皮膚が繰り返し摩擦刺激を受けることでメラニンの色素沈着が起こり、肌がシミのように黒ずんでしまう摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)。摩擦黒皮症は全身のどこにでも現れ、一度できるとなかなか改善しにくく治るまでに時間もかかってしまうため、原因を知り予防していくことが大切です。
摩擦黒皮症が起こる原因や予防・改善方法についてご紹介します。

摩擦黒皮症が起こる原因とは?

摩擦黒皮症は、摩擦などの刺激が日常的に繰り返されることで起こってしまう皮膚疾患のひとつ。普通の色素沈着やシミとは違いメラニン色素が真皮層にまで入り込んでしまうため、改善には長期間が必要となります。
摩擦黒皮症の特徴は、黒ずみの境界線が不明瞭でぼんやりと現れること。色は淡い褐色から黒褐色。また摩擦黒皮症は元々メラニン色素が多い方に発生しやすいため、元々の肌が黒い方が発生しやすいといわれています。
形や特徴が肝斑に似ているため間違えてしまうこともありますが、肝斑ケアを行っても改善されていかない場合は摩擦黒皮症の可能性が高いと考えられるでしょう。

摩擦黒皮症の予防・改善方法とは

摩擦黒皮症は日常的な摩擦刺激によって起こるため、摩擦が起きる習慣を改善していかなれば予防・改善することはできません。まずは摩擦黒皮症の主な原因となる「ナイロンタオル・ボディブラシ」「締め付けのキツイ下着」「乱暴なスキンケア」などによる刺激を意識し改善していくことが大切なポイント。もしも摩擦黒皮症になっていることに気が付いたら、その部分に当たる刺激を見つけ毎日の習慣などの見直しを図っていきましょう。
また既にできてしまった摩擦黒皮症には、できれば皮膚科で美白剤を処方してもらうのがベター。
肌に低出力のレーザーを照射し治療する方法も効果的です。
摩擦黒皮症をスキンケアで予防・改善していきたい場合は、ハイドロキノンやフラーレン・ビタミンC誘導体・ルシノール・コウジ酸などの美白成分が高濃度に配合された美白コスメを使うと良いでしょう。ただ配合量があまりに少ないと効果が得られないため、美白成分の配合量が多く浸透率が高い美白化粧品を選ぶことも重要なポイントとなります。

摩擦黒皮症は毎日の習慣を変えていかなければ身体中どこにでもできる恐れがあるので、なるべく肌に刺激を与えないよう意識して気をつけていくことが大切です。

Profile このコラムは私が担当しました!

徳永 真理

徳永 真理先生とくなが まり

シロノクリニック銀座

「手術をしない美容医療によって、美しくすることができる」ところに魅力を感じて、美容皮膚科へ。注入箇所・量、デザインの精密な見極めが要求される、ボトックスやヒアルロン酸注入を得意としています。シロノクリニックのリーダー的存在、全治療のエキスパートです。

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