意外と知らない! ワキガの臭いの種類と対策方法
公開日:2018/09/14 / 最終更新日:2022/09/09
まだまだ暑さの続くこの時期、汗対策を徹底している女性は多いと思います。暑さとともに広がる脇の下の汗染みと併せて心配になるのが、ワキガの臭い。自分では気が付きにくいというワキガの臭いに、「私、臭ってないかしら……」と不安になってしまうこともよくありますよね。
しかし、一口にワキガといっても、人によってさまざまな種類の臭いがあるってご存知ですか?気になるワキガに対策するために、臭いのタイプについてご紹介します。
ワキガの臭いってどんな臭い?
ワキガは、正式には「腋臭(えきしゅう)症」と呼ばれる疾患で、アポクリン汗腺という汗腺が脇の下に多く分布している人ほど臭いがきつくなる傾向があります。日本の約1割程度がワキガに悩んでいるといわれていますが、悩みの原因となる臭いは個人によって差があるようです。よく例えに挙げられるものから、ワキガの臭いは以下のようなタイプに分けられます。
①酸っぱい臭い(酢酸臭)
鼻にツンとくる、強い刺激臭
②生乾き・雑巾臭
生乾きの洗濯物や、雑巾のような臭い
③チーズ臭
乳製品が発酵したような臭い
④鉛筆臭
鉛筆の芯を強く握ったときに手に残る、錆びのような特徴的な臭い
⑤カレー臭
カレーに使うスパイスのような刺激的な臭い
⑥玉ねぎ臭
玉ねぎや長ネギのような刺激的な臭い
ワキガの臭いのタイプと臭い対策
いわゆる「汗臭さ」と混合されることが多いワキガの臭いですが、この2つは全くの別物。ワキガの臭いは汗そのものの臭いではなく、アポクリン汗腺から出る粘土の高い汗が、雑菌に分解されるときに発せられる臭いなのです。ワキガの臭い対策で重要になるのは、臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑え込むこと。汗そのものをこまめに拭きとって清潔さを保つのに加え、以下のような対策も効果的です。
・雑菌の住処となる脇毛を剃る
・毎日必ず入浴し、身体の余分な皮脂を洗い流す
・食物繊維を多く摂取し、お通じを良くする
・運動量を増やし、水分が多く、粘土の少ない汗をかくようにする
また、ワキガの臭いを抑えようと制汗スプレー等を多用することは、かえって雑菌のエサを増やすことになりかねません。デオドラント製品を使用する際は、ワキガに効果があるものを選ぶのがポイントです。
いかがでしたか?気になるワキガのニオイのタイプや、対策方法をご紹介しました。ただし、ワキガの臭いを気にしすぎるとかえって緊張で汗の量を増やしてしまいます。あまり神経質になりすぎずに臭い対策に取り組んでくださいね。