洗いすぎは逆効果!? 皮脂を抑えるための正しい洗顔方法
公開日:2019/06/18 / 最終更新日:2022/06/01
肌が皮脂や汗でベタつくと、つい何度も洗顔をしたり、洗浄力の強い洗顔料を使いたくなってしまったりとさっぱりしたくなりますよね。しかし、洗顔のし過ぎや誤った洗顔方法を続けるとかえって乾燥肌や敏感肌を進行させ、肌荒れを悪化させてしまう原因になることも。
過度の洗顔で肌状態が悪化してしまう理由や、皮脂を抑えるための正しい洗顔方法の手順やポイントについてご紹介します。
洗顔のしすぎで肌状態が悪化してしまう原因とは?
「洗顔」は酸化した皮脂やメイクの汚れを落とし、肌の健康を守るために行う大切なスキンケアのひとつ。しかし、必要以上の洗浄力がある洗顔料を使っていたり何度も洗顔をしたりすると、肌を守る天然の保湿成分や必要な角質・皮脂などを奪い取ってしまうため、逆に肌を痛め傷つける大きな原因になってしまいます。
ダメージを受けた肌はバリア機能が低下してしまうため乾燥に傾き、毛穴開きやシミ・シワなどの肌トラブルにつながることも。またバリア機能の低下により肌が乾燥してしまうと、皮膚を守るために皮脂が過剰に分泌され「インナードライ」の状態に陥ってしまいます。
そのため皮脂を抑えるためには、「酸化した皮脂」以外は取り除かないような洗顔方法を行っていくことが非常に大切なポイント。どのような洗顔をしていけば良いのか、手順などを詳しく見ていきましょう。
肌トラブルを解消していくための正しい洗顔方法
- ■手をよく洗う
手には様々な雑菌や汚れが付いている事が多いので、洗顔の前にはしっかり洗って清潔を保ちましょう。手を洗うことで、洗顔料も泡立ちやすくなります。
- ■水で顔を予洗いする
20〜30度くらいの水で、顔を予洗いしていきます。あらかじめ顔を濡らすことで、肌への摩擦負担を軽減することができます。
- ■洗顔料をよく泡立てる
洗顔料を手に取り、水を少量含ませてよく泡立てていきます。手だけで泡立てるのが難しいという方は、泡立てネットなどを利用するのもオススメです。
- ■泡をおでこ・鼻のTゾーンに乗せていく
洗顔料をよく泡立てたら、泡を皮脂の多いおでこ・鼻の「Tゾーン」に乗せ洗っていきます。手が直接肌に触れないよう、泡で肌を撫でるように優しく動かしていきましょう。
- ■頬・あごのUゾーンに泡を乗せる
頬やあごは皮脂が少なく乾燥しやすい部分なので、あまり長くは洗わないようにしましょう。
- ■デリケートな口元・目元は泡を軽く乗せるだけでOK
口元・目元は皮膚が最も薄い部分なので、泡を乗せたら擦らずすぐに洗い流していきます。
- ■しっかりすすぐ
水を手ですくって顔に当て、20〜30回ほどしっかりすすいでいきます。あご・こめかみ・おでこはすすぎ残しが起きやすい場所なので、意識してすすいでいきましょう。
- ■清潔なタオルで水分を取る
タオルを肌に当て、水分を取っていきます。洗顔後のお肌はデリケートなのでゴシゴシ擦らないよう気をつけましょう。
- ■洗顔後は間を空けずに保湿ケアを!
洗顔後は古い角質や皮脂が失われ、非常に乾燥しやすい肌状態になっています。なるべく間を空けずに保湿ケアを行っていきましょう。
朝は水洗顔でもOK
夜にしっかり洗顔をしていれば、朝の洗顔は水洗顔だけでも大丈夫。あまり汚れていない朝の洗顔を水で行うことで肌の保湿成分や角質などが守られるため、乾燥肌や皮脂の過剰分泌を改善していくことができます。
正しい洗顔方法で肌をきちんとリセットできれば、皮脂によるべたつきやテカリも改善されますよ。肌に優しく洗い上げましょう。