ワキガは自分ではわからない?チェック方法&ワキガ対処法
公開日:2017/12/29 / 最終更新日:2017/12/29
近年ではワキガに悩みを抱えている方が増加傾向にあるといわれています。周囲の人に「ワキガでは?」と指摘されたり、ワキガの臭いがコンプレックスになっている方もいるのではないでしょうか。
人に指摘されると恥ずかしさや不安などが押し寄せてきますが、自分では自覚しにくいのも事実。本当に自分がワキガであるかわからないという方に向けて、ワキガのセルフチェックの方法や効果的な対処法についてご紹介いたします。
ワキガの臭いが起きる原因とは?
ワキガを発症する原因は様々ですが、食生活が欧米化していることも要因ではないかと考えられています。たしかにひと昔前と比べ、日本でも肉中心の食生活を送る人々が増えました。これにより大人だけでなく、小さな子供や中高生の間でもワキガが急増しているといわれているのです。
そんなワキガは独特のニオイを発するのが特徴ですが、この気になるニオイの主な原因は、アポクリン汗腺という脇の汗腺からでる汗にあります。本来汗には、臭いはありませんが、アポクリン汗腺からでる汗には、脂質や糖質、タンパク質やアンモニアといった成分が含まれており、これを皮膚表面の細菌が発酵分解することで次第にワキガ特有のニオイが発せられてしまうのです。
ワキガのセルフチェックの方法は?
ワキガは自分では気がつきにくいという特長があります。周囲に指摘される前に、セルフチェックを行って自分がワキガであるがどうか確認してみましょう。まずは、食品用ラップを適度な大きさに切ります。そして脇の下に数秒挟み、離してから3分間ほど放置しましょう。この状態でラップに独特のニオイがついていれば、ワキガである可能性が高くなります。
また、洋服の脇の部分が黄ばみやすい方や脇毛が濃い方、脇に白い粉のようなものが付着しやすいという方は要注意。これらに当てはまる方は、ワキのアポクリン汗腺からの汗の分泌が多い傾向にあります。汗をかいた後に汗の状態やニオイをチェックしてみるといいでしょう。
ワキガを改善するための対処法とは?
ワキガの症状が軽度の場合には、セルフケアでも十分にワキガ対策ができます。
まずは肉食中心の食生活を避け、野菜や魚を意識的に取り入れたり、和食中心の食生活を心掛けましょう。ニオイが気になると、お風呂でゴシゴシと強く洗ってしまいがちですが、洗い過ぎはかえって逆効果になることも。ワキを洗い過ぎると汗腺が刺激されたり、肌が乾燥したりしてかえって発汗が増えることもあります。ニオイを防ぐためにも洗い過ぎないよう心掛け、優しくケアしましょう。
また、ストレスや緊張による発汗がワキガの原因になっているケースもあります。ストレスを溜めないようリラックスして生活することも大切なワキガ対策といえます。
ワキガの症状がひどい場合には、自分だけでなく周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。ニオイを防ぐためにも、医療機関を受診してワキガ治療を行うことがオススメです。とはいえ、まずは自分が本当にワキガであるかどうかをチェックすることが大切です。
今回ご紹介したセルフチェック法を試みてみましょう。