赤ちゃんのほくろそのままにしておいて大丈夫?

公開日:2016/08/24 / 最終更新日:2020/12/18

城野 親徳城野 親徳総院長

赤ちゃんのほくろそのままにしておいて大丈夫?

この記事の目次

  • 赤ちゃんのほくろについて
  • 色素性母斑ができる理由と種類
  • 巨大なほくろには注意が必要
  • 色素性母斑の治療

赤ちゃんのほくろについて

赤ちゃんのほくろを心配される母親はとても多く、病気にかかってしまったのではないかと不安になったり、病院に行った方がいいのではと考える人もたくさんいます。
赤ちゃんのほくろの正式名称は「色素性母斑」で、皮膚の良性腫あるいは奇形の一種と考えられています。体のどの場所にも発症する可能性はありますが、大きさは大小さまざまです。しかし、巨大な色素性母斑ができた際には注意が必要で、高い確率で悪性化し、皮膚ガンにつながる恐れもあります。

色素性母斑ができる理由と種類

色素性母斑ができる理由は現在解明されていませんが、発生部位によっていくつかの種類に分かれます。境界母斑と言われる皮と皮の間にできるもの、真皮内母斑と言われる表皮と離れた場所にできるもの、境界母斑と真皮内母斑が重なった複合母斑もあります。
基本的には体のどの部分にも発生するもので、メラニン色素によって見た目は褐色(黒系)となっています。母斑細胞の量によってその大きさは異なります。

巨大なほくろには注意が必要

赤ちゃんにほくろができた時、特に巨大なほくろの場合は注意が必要です。
目安としては、出生間もなく20センチ以上の色素性母斑ができた場合、あるいは、出生後時間が経つにつれほくろが大きくなってきた場合には、しっかりとした治療をした方がよいでしょう。
出生時の巨大ほくろを巨大型先天性色素母斑と呼びますが、これが悪化すると神経皮膚黒色腫やガンに発展するケースがあります。ほくろに対して神経質になりすぎることはありませんが、大きさを見て注意をしていくことも大切です。

色素性母斑の治療

小さいほくろの場合は炭酸ガスレーザーや色素を破壊するレーザーなどを使用する方法が一般的ですが、赤ちゃんの時期に巨大なほくろが見られる場合は形成外科や皮膚科の専門医に見せて早めの治療を検討しましょう。赤ちゃんであれば皮膚や体の肉が柔らかいため、1回の施術によってまとまった切除ができるケースもあります。早めに治療し、跡が残らないように対処しましょう。

Profile このコラムは私が担当しました!

城野 親徳

城野 親徳総院長しろのよしのり

シロノクリニック恵比寿

皮膚科領域のレーザー治療について、国内屈指の症例数を持つ、美容レーザーのパイオニア。 ドクターズコスメを開発・提供する株式会社ドクターシーラボ創設者・名誉会長・商品開発顧問でもあります。