「肝斑」と「そばかす」の違い・見分け方

公開日:2019/11/21 / 最終更新日:2020/06/07

伊藤 志奈伊藤 志奈先生

「肝斑」と「そばかす」の違い・見分け方

肝斑とそばかすは、どちらも広範囲に広がるシミの一種です。一見似ていますが、発生原因や治療法はそれぞれ異なります。透明感のある肌を取り戻すために、両者の特徴や違い、見分け方を確認してみましょう。

肝斑の特徴

肝斑は、頬や額、鼻の下などに左右対称に現れるシミです。複雑な形で、輪郭がはっきりしていないのが特徴です。色は薄茶もしくはグレー。女性に現れることが多く、閉経とともに薄くなる傾向があります。

そばかすの特徴

そばかすの正式名称は、雀卵斑(じゃくらんはん)です。その名の通り、雀の卵の柄のような見た目をしています。茶色の小さな斑点が、鼻や頬に現れるのが特徴です。顔だけでなく、背中や肩に現れることもあります。

肝斑とそばかすの違い

原因

肝斑の原因はまだはっきりとは明らかになっていませんが、女性ホルモンが関係しているといわれています。その理由は、ホルモンバランスの変化、妊娠、経口避妊薬がきっかけになりやすいためです。
一方そばかすは、遺伝的要因が大きいといわれています。欧米人や色白の方に偏って多いことも、遺伝が関係しているためと考えられるでしょう。なお、肝斑もそばかすも、紫外線で悪化することは共通しています。

現れる年代

肝斑が現れやすい年代は、30~40代です。これは、女性のホルモンバランスが変化しやすい年代のため。出産を機に現れ、閉経を境に目立たなくなります。
対して、そばかすが現れやすい年代は、幼児~10代です。思春期にピークを迎え、20代になると徐々に薄くなる傾向があります。

治療法

肝斑の治療には、トラネキサム酸配合の内服薬が用いられます。一般的なシミ治療に使用されるレーザーは、肝斑が悪化することがあるので注意が必要です。(最近では肝斑に有効なレーザー機器も開発されています。)
一方そばかすの治療には、光治療やレーザー治療が有効です。基本的には、シミと同じ治療が行われます。

肝斑とそばかすの見分け方

肝斑…もやっとしたシミ

肝斑は輪郭がはっきりしておらず、もやっとしているのが特徴です。目の外側、頬骨辺りにできる傾向がありますが、額や鼻の下にも現れることがあります。30~40代の女性で、頬がぼんやりとくすんで見えるなら、肝斑の可能性が高いでしょう。

そばかす…直径3~5mmの粒状のシミ

そばかすは、直径3~5mmの小さい粒上のシミが広がります。鼻の上にもある場合は、そばかすの可能性が高いでしょう。春から夏は紫外線の影響で、濃くなる傾向があります。

肝斑もそばかすも肌の透明感を低下させるため、老けて見える原因になります。まずはしっかりと見分けたうえで、適切なケアや治療を選択しましょう。

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伊藤 志奈

伊藤 志奈先生いとう しな

シロノクリニック銀座

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